今回は、話題のAIエージェント「Devin 」入門と題してDevin とは何なのか、またどんなことに使えるのかや料金プラン、Slackとの連携方法などについても解説いたします。
※本記事の内容は記事公開日時点の情報である点にご注意ください。
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Devinとは?
Devinは、Cognition Labs社が開発した完全自律型のAIソフトウェアエンジニアです。従来のコード補完ツール(GitHub Copilotなど)とは異なり、要件定義・実装・テスト・デバッグ・デプロイまでを一貫してこなします。自然言語での指示だけで開発を進められる次世代の開発支援AIです。
主な特徴・機能
機能分類 | 内容 |
自律開発 | コーディング〜テスト〜デプロイを一貫して自動化 |
自動エラー修正 | 実行中にエラーを検出すると自己修正まで実行 |
プロジェクト管理 | タスク分解、情報収集、コード実装を一括管理 |
並列実行 | Devin 2.0では複数エージェントで同時開発が可能に |
Devin IDE | ブラウザでDevinの動作を確認・操作できる専用IDE |
料金プラン
プラン名 | 月額料金 | 利用対象 | 機能の特徴 |
Coreプラン | $20〜(従量課金) | 個人 | Web IDEのみ利用可能。Slack連携不可 |
Teamプラン | $500(250 ACU付) | チーム | Slack・API連携可能。優先サポート付き |
Enterprise | 要問い合わせ | 企業・団体 | VPC・SSO対応、専任サポート付き |
ACU = Devinの作業単位(例:1ACU ≒ 15分作業)
Coreプランについて
Coreプランが追加されたことにより個人開発者にも手が出しやすくなりました。
注意点はデフォルトではACUがオートリロードされるので、想定外の利用料にならないように、こちらは用途に応じて設定を変えるようにしましょう。

手動でのACUの追加は最低10ACUsからで2025年5月時点では$22.50となります。

Slackとの連携方法
SlackとDevinを連携すれば、普段のチャット環境から開発指示を送信できます。設定しなくてもDevinを使うことは可能ですが、外出先からスマホのSlackで、Devinに仕事を依頼できるというのは大きな強みかと思うので紹介します。
セットアップ手順
- Devin側の設定
- Devin Web UIの「Settings」→「Organization Integrations」からSlack連携を開始
- 認可後、Slackユーザーとのリンクを完了
- Slackチャンネル設定
- 任意のSlackチャンネルにDevinアプリを追加(
/app
→ 「Devin」を選択)
- 任意のSlackチャンネルにDevinアプリを追加(
- 指示の出し方
-
@Devin 新機能追加して
のように自然言語で投稿すれば、Devinが作業を開始 - 作業完了後はSlack上で進捗やPR通知も確認可能
-
活用事例
1. 新機能実装
- 例:「画像表示機能を追加して」→ 自動で実装&テスト&PR作成まで完了
2. バグ修正の自動化
- Slackでバグ報告→
@Devin このバグ直して
→ 即時対応
3. プルリク作成支援
- GitHub連携でコード変更後、自動でPR作成
4. ドキュメント整備
- 新機能の使い方やAPI仕様のドキュメントも自動生成可能
まとめ
Devinは、チャットで自然に指示するだけで本格的な開発を進められる次世代のAIエンジニアです。Slackとの連携で日常のコミュニケーションと開発がシームレスになり、個人でもチームでも開発生産性を飛躍的に高められます。
以下のリンクよりサインアップしていただくとACU(AI Compute Unit)クレジットが紹介者と紹介された者双方に付与されます。
https://app.devin.ai/invite/RbxjjCwFUQme2UOb
こちらからサインアップして頂けますとar-acaの開発速度が向上しより多くのDevinに関するTipsを共有できるようになりますので、宜しければご協力ください。