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Gitで作業用のブランチを切ってみよう!

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Gitを使って開発する際、「ブランチ(branch)」 を活用することで、メインのコードを汚さずに新機能の開発やバグ修正ができます。

今回は、作業用のブランチを作成する方法 を初心者向けに解説します!


[目次を開く]

1. Gitのブランチとは?

ブランチとは、既存のコードを基に新しい作業領域を作成する仕組み です。

例えば、main ブランチが本番環境のコードだとすると、そこから新しい feature ブランチを作成し、開発が終わったら main に統合(マージ)する、という流れで使われます。

メリット

  • メインのコードに影響を与えずに作業できる
  • 複数の開発者が並行して作業できる
  • バグ修正や新機能の開発を分離できる

では、実際にブランチを作成してみましょう!


2. 作業用ブランチを作成する手順

① 現在のブランチを確認

まず、今いるブランチを確認しましょう。

git branch

通常は、mainmaster にいるはずです。


② 新しいブランチを作成

新しいブランチを作るには、以下のコマンドを実行します。

git branch <ブランチ名>

例えば、feature-login というブランチを作成する場合:

git branch feature-login

③ 作成したブランチに切り替え

作っただけではまだ main ブランチのままなので、作業用ブランチに移動します。

git switch <ブランチ名>

または、従来の checkout コマンドを使う場合:

git checkout <ブランチ名>

例:

git switch feature-login

git switch は新しめのGitで使えるコマンドです。)

現在のブランチが feature-login になったことを確認

git branch

今いるブランチには * マークがついて表示されます。


④ ブランチを作成してすぐ切り替える(省略版)

実は、次のコマンドを使うと ブランチの作成と切り替えを一度に実行 できます。

git switch -c <ブランチ名>

または、従来の方法では:

git checkout -b <ブランチ名>

例:

git switch -c feature-login

3. 作業ブランチで変更をコミットする

新しいブランチでコードを書いたら、変更をコミットしましょう。

git add .
git commit -m "ログイン機能を追加"

この状態ではまだローカルの変更なので、リモートにブランチをプッシュする必要があります。


4. 作成したブランチをリモート(GitHub)に反映

作業ブランチをGitHubなどのリモートリポジトリにアップロードするには、次のコマンドを使います。

git push origin <ブランチ名>

例:

git push origin feature-login

リモートにブランチが作成され、他のメンバーもこのブランチを使えるようになります。


5. ブランチをマージする(作業完了後)

作業が完了したら、main ブランチに統合(マージ)します。

main ブランチに戻る
git switch main

または

git checkout main

② 最新の状態に更新(念のため)
git pull origin main

③ マージ実行
git merge <ブランチ名>

例:

git merge feature-login

④ ブランチの削除(不要なら)

ローカルのブランチを削除する場合:

git branch -d <ブランチ名>

例:

git branch -d feature-login

リモートのブランチも削除するなら:

git push origin --delete <ブランチ名>

例:

git push origin --delete feature-login

6. まとめ

今回は、Gitで作業用のブランチを作成する方法を解説しました。

ブランチを作るメリット

  • メインのコードを汚さずに作業できる
  • 並行開発がスムーズにできる
  • バグ修正や新機能追加を安全に行える

ブランチの基本操作

操作 コマンド
ブランチ一覧を表示 git branch
ブランチを作成 git branch <ブランチ名>
ブランチを作成して切り替え git switch -c <ブランチ名>
既存のブランチに切り替え git switch <ブランチ名>
作業ブランチをリモートにプッシュ git push origin <ブランチ名>
ブランチをmainにマージ git merge <ブランチ名>
ブランチを削除(ローカル) git branch -d <ブランチ名>
ブランチを削除(リモート) git push origin --delete <ブランチ名>

これで、Gitのブランチ操作の基本をマスターできました!

ぜひ実際に試して、ブランチ運用に慣れていきましょう💡

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