Web開発は、デジタル社会において非常に価値のあるスキルです。インターネットを支えるWebサイトやアプリケーションの構築には、様々な技術が関わっていますが、初心者でもステップバイステップで学ぶことで、独自のWebサイトやアプリを作れるようになります。本記事では、Web開発を0から始めるための具体的な学習方法とプロセスについて解説します。
小規模なWebアプリケーションを開発するために必要な技術を理解すること

個人差はありますが、ここまで、だいたい140時間から200時間くらいのボリュームです。
最初は分からなくても無理にすべて理解する必要はありません!楽しみながら技術を身につけましょう👍
[目次を開く]
0.開発環境の準備をする
先ずはWeb開発するための環境を下記の記事を参考に構築していきましょう。
1.Web技術の基本をおさえる
Web開発をするにあたって重要になってくるのがWeb技術への理解です。まずは、ざっくり概要だけをおさえるイメージで学習してください。
2.Web開発の基礎を理解する
Web開発を始めるにあたって、最初に理解しておくべき基礎的な概念があります。Web開発は大きく分けて、フロントエンドとバックエンドの2つに分類されます。
- フロントエンド: ユーザーが直接目にする部分の開発。HTML、CSS、JavaScriptといった技術を使い、Webサイトの見た目や操作性を作ります。
- バックエンド: サーバー側の処理を担当する部分。データベースとのやり取りや、ユーザーの入力に基づく処理を行います。一般的なバックエンドの技術には、Node.js、Python(Django、Flaskなど)、Ruby on Railsなどがあります。
最初はフロントエンドから学ぶことが多く、Webページの構造やスタイル、動きのある部分を作る技術に触れることができるため、視覚的にも理解しやすいです。
詳しくは以下の記事を参照してください。
📄【初心者向け】Web開発の基本!フロントエンドとバックエンドとは?
3. ツールについて理解する
Web開発を始めるためには、いくつかのツールを用意する必要があります。
みなさんの環境には0章で準備したツールが既にインストールされているかと思いますので、実際にコードを書き始める前にWeb開発に必要なツールをおさらいしてみましょう。
- コードエディタ: コードを書くためのソフトウェアです。人気のあるものには、Visual Studio Code、Sublime Text、Atomなどがあります。初心者には、拡張機能が充実していて無料のVisual Studio Codeがおすすめです。
- ブラウザ: 開発中のWebページを確認するために必要です。Google ChromeやFirefoxなどが一般的で、Chromeには強力な開発者ツールが付いています。
- バージョン管理ツール:Gitがデファクトスタンダードです。
初心者の方は、VSCode(Visual Studio Code)がおすすめです。理由としては、VSCodeは、現状でシェアNo1のエディタなので、日本語の情報も多く躓くことが少ない、かつ、VSCodeでの開発に慣れておけば、多くのプロジェクトで、その経験を活かせるためです。
特にGitに慣れておくことで学習の効率も高めることができるので、以下の記事を上から順にハンズオン形式でGitを操作してみましょう👍
📄Gitをインストールしよう!
📄Gitでローカルリポジトリを作ってみよう!
📄GitHubでリモートリポジトリと連携してみよう!
📄Gitで作業用のブランチを切ってみよう!
【関連記事】
📄VSCodeのsettings.jsonを徹底解説!プロジェクトごとに設定する方法
4. HTMLとCSSの基本を学ぶ
まずは、Webページの構造を定義するHTML(Hypertext Markup Language)と、スタイルを指定するCSS(Cascading Style Sheets)を学びましょう。HTMLとCSSは、Webサイトの土台を作るための技術です。
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5. JavaScriptで動きをつける
HTMLとCSSを使ってWebサイトの見た目が整ったら、次はJavaScriptを学んで、動的な要素を加えていきましょう。JavaScriptは、ボタンをクリックしたときに表示が変わる、フォームに入力した情報を送信する、アニメーションを加えるなど、Webページに動きを持たせるためのプログラミング言語です。ある程度、JavaScriptの基礎を身に着けたらTypeScriptにチャレンジしてみるのもおすすめです!
【関連記事】
📄TypeScript ( タイプ スクリプト ) 入門 - 学習ロードマップ
6. フレームワークやライブラリを学ぶ
HTML、CSS、JavaScriptの基礎を学んだ後は、Web開発をさらに効率的に進めるために、フロントエンドフレームワークやライブラリについて学びましょう。
JavaScriptライブラリ
🏷️React
とても人気が高いJavaScriptライブラリです。迷ったらReactではじめて間違いはないです。
🏷️jQuery
レガシー(古い)というイメージのあるjQueryですが、実際の現場ではまだまだみます。最低限覚えておいて損はないでしょう。
フロントエンド・フレームワーク
🏷️Astro.js
最小限の機能でとても気に入っているフレームワークです。このブログもAstro.jsで動いています。
Webアプリケーションフレームワーク
🏷️Next.js
フロントエンドからバックエンドまでNext.jsで開発が可能です。初心者にとっては多機能すぎて混乱を招くかもしれないので最初はReactからはじめるのがおすすめです。
【関連記事】
📄Next.js 入門:Reactとサーバーサイドレンダリングの融合
7. バックエンドの基本を理解する
フロントエンドの基礎を学んだら、次にバックエンドについて学びましょう。バックエンドは、ユーザーが見えない部分で動くシステムのことを指します。データの管理や、ユーザーからの入力を処理する役割を担います。以下のような技術が一般的です。
- Node.js: JavaScriptを使ってサーバーサイドのプログラムを書くための環境。
- Python(Django、Flaskなど): シンプルで強力なバックエンドフレームワークが揃っている。
- データベース: MySQL、PostgreSQL、MongoDBなどのデータベースと連携して、データの保存や取得を行います。
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8. Web開発の実践プロジェクト
最後に、学んだスキルを活かして実際にWebサイトやWebアプリケーションを作ってみましょう。初心者向けのプロジェクトとしては、以下のようなものがあります。
- 個人ブログサイト: 自分のブログやポートフォリオを作成してみましょう。
- To-Doリストアプリ: JavaScriptやReactを使って、タスク管理アプリを作成する練習になります。
- カフェのホームページ: 架空のカフェのメニューや営業時間を掲載するWebサイトを作り、HTMLとCSSのスキルを磨きましょう。
まとめ
Web開発は、0からでもステップバイステップで学ぶことで、徐々に自分でWebサイトやアプリケーションを作れるようになります。まずはHTML、CSS、JavaScriptの基本を学び、フロントエンドから始めて、次第にバックエンドにもチャレンジしてみてください。継続的な学習と実践を通じWeb開発者として技術研鑽をしていきましょう!
よくある質問 (FAQ)
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Q:未経験からエンジニア転職を目指しています。スクールを検討しているのですが文系でも問題なくついていけるでしょうか?
A: 結論から言うと大丈夫です。文系でも理系でもカリキュラムについていくことはできますが、それが辛いか楽しいかが重要です。スクールに入学してからプログラミングが辛いなあと思っても辞めるのも大変なので、もし知り合いにエンジニアがいるならメンターをお願いしたり、もしくは月額制のメンターサービスなどで、まずは、1ヵ月プログラミングに取り組んでみてから判断するのが良いと思います。
Q:エンジニアになるのに年齢的なリミットってありますか?
A: ありません。何歳からでもエンジニアになるのは不可能ではないです。ただ年齢が高くなるほど企業に採用されることが厳しくなります。具体的には未経験であれば30代まで、40代以降も不可能ではないですが、難易度は、かなり高いと思って頂いて問題ないです。